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今、自分がいるということ

黒田コウスケ

今、自分がいるということ

黒田コウスケ

自分にとって"縁"とは。"出会いと別れ"とは。

そう問われたときに思ったのは、人は"出会うだけ"だということ。

 

例え離れ離れになっても、それは別れじゃなくて、ただ距離が遠くなっただけなのだと思う。

今の話は友川カズキというアーティストの受け売りだけれど、ずっと昔に出会った言葉が今こうして、ふと思い出される。

きっとこれもなにかの縁で、今まで出会ったものはどれも、自分が必要になったときにまた現れるものなのだなと再確認できた。

 

自分が出会ってきた人や景色、言葉、そのどれもが自分のなかにありつづける。

もちろん忘れてしまうこともあるけれど、その時の感動や失望は間違いなく今の自分につながっている。

仲間と遊んで笑う自分、酒を飲みながら不安な夜を過ごす自分、そして、幸せな瞬間を切り取るようにシャッターを切る自分…。

そんな自分がいることが、出会い続けているなによりの証拠なのだ。

と、つらつら書いたけれど、本当は、あまり縁について考えたことはない。

答えはいつも単純明解で、 「だって出会うんだもん!」 という一言で終わってしまうから。

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