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ハルモニア、夜明けを告げ

作詞・作曲:玄徒ハクビ

​編曲:ailuroad

終われない こんな人生に
どうして どうしてを繰り返して
違うんだ 本当はあれもこれも
もしもし、聞こえてくれませんか

​

光の寄る辺、彷徨う無知と揺蕩う夢死は
蠱毒の骨化が繋いだ務歯か

​

キラい、キラい、何も期待しない産んだ悼みが
言葉にできずに孤独と化した

​

あの日に戻れたら、あの瞬間言えたなら
もしもの話しにすがりつく未だ
仕方がないよな、仕方がないよじゃ
誰も気づいてくれはしない

​

戻れない過去の傷を
愛して、孵して、ただ啼くばかり
違うんだ本当は僕も君も
「アルバ」その声が聞こえなくて

​

優しい嘘と止まない雨は夜に紛れて
人間は一人じゃ生きていけやしないなんて
今さら気付いたよ、一人が怖いのはアルベールの独白だって

​

ABCの順番さえ覚えない奴らが
愛を語る現実にエロスの懺悔をみた
変わりはしないのに「明日には」って期待して
少しはまともな気がしていたんだ

​

下らなくて、情けなくて、
全部、全部、捨てられたらいいのに
君はどうだい?どんな人生も
ちゃんと、ちゃんと、笑えていますか?

​

歳を重ねてわかったことも
守れなかったあの日の秘密も
あの子に「好き」って言ったことも
なんとなく過ぎてく毎日も
誰かと比べても正解はないから
現在を謳うんだ

​

伝えなきゃこの想いが
どんな痛みを引き換えても
聞こえた夜明けを告げる音は
ほら、こんなに美しいよ
響いていく、ハルモニア

​

​

​

とある友人とハルモニアの因果

玄徒ハクビ

初対面の人と仲良くなるのは得意ですか?
自分は残念ながらそこまで得意ではないです。
こんなこと話したら相手に嫌われるかなとか、自分のことを理解して欲しい気持ちもあるけど自慢話にならないかなとか、色々な雑念が頭を巡って、口から出てくるのはつまらないありきたりな言葉ばかりでそんな自分がまた情けなくて…
相手と別れた後、あの時こう言えたらなとか、もう一度やり直せたらこんな話しをしようとか、無駄な妄想で夜が更けていくことはよくあります。

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しかし、先日とある友人から「初めて会った時に感じたヤバさは間違いなかったな(多分良い意味で)」と言われました。

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そうか、自分はヤバい奴なのかと思いました…良い意味で笑

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ではなくて、上手く話せないなと思っていた言葉達にも自分が出ていたことが驚きでした。

冷静に考えれば当たり前なのですが、同じ内容を話していても、

人によって受け取り方や捉え方は違うというのはまさにこういうことで、
恐らくその友人には、自分の言葉の中の「ヤバさ」が

聞こえていたのだと思います…もちろん良い意味で笑

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ハルモニアはギリシャ神話に登場する「調和」を司る女神です。

ハルモニアは子供が次々と死んでしまい、蛇になった夫カドモスを抱き続け、

最終的には自身も蛇になってしまう少し不幸なエピソードがあります。
またハルモニアは後にハーモニーの語源となる言葉にあたります。

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先の友人との一件が起きるまで、なぜハルモニアがハーモニーの語源なのか

ピンときていませんでしたが今は少しわかったような気がしています。

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ハーモニーは相手の音が聞こえなければ上手く奏でることができません。
つまり「調和」とは相手の音が聞こえるようにアンテナを合わせて受容し、

相手と同じ音で言葉を返すことなのではないかと思いました。

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なので、ハルモニアはカドモスが蛇になったならば自身も蛇になって

相手を理解しようと努めた行動をしていたのではないでしょうか。
そう考えるとハルモニアは最後まで夫と同じ音で会話をし生涯を過ごせて

案外幸せだったのかもしれません。

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自分が今、気兼ねなく話せている友人達も初対面が必ずありました。

その中で彼らは自分の想いを受け取れるアンテナを持ち合わせ、

面白い(ヤバい)と返してくれるから今まで関係が続いてるんだと思います。

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それもこれも話してみなければわからない。伝えてみなければわからない。
怖くても、傷つくことがあっても伝えなければ分かり合える喜びも得られない。

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だからこそ、自分の心の声を受け取れる相手が現れた時、

彼らの言葉は夜明けを告げる光のように美しく響いて自分の胸に届くのだと思います。

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